乙4ブログ 第1章 基礎的な物理学 1⃣物質の状態変化

第1章 基礎的な物理学

1⃣物質の状態変化

重要ポイント 

融解、蒸発、凝縮、凝固、昇華の物質の流れを覚えよう

【物質の三態】

個体、液体、気体、この三態の間で変化する物理変化を状態変化と呼ぶ。

状態変化は、※温度変化によって物質の形が変化する現象です。

熱エネルギーが出たり入ったりすること

【状態変化の種類】
  • 融解(加熱)・・・このとき発生している熱を融解熱という

    氷から水。個体から液体になること。

    融解するときの温度を融点、または融解点という。

  • 蒸発(加熱)・・・蒸発熱(気化熱)

    水から水蒸気。気体になること。

  • 凝縮(冷却)・・・凝縮熱

    水蒸気から水。気体が液体。

  • 凝固(冷却)・・・凝固熱

    水から氷。液体が個体。凝固するときの温度を凝固点という。

イラストを見てイメージすると覚えやすいとかと思います。

  • 昇華

    個体⇔気体を昇華といいます。

    個体が気体。ドライアイスなどがそれにあたる。

    気体が個体。ダイヤモンドダストなどがそれにあたる。

【蒸発熱(気化熱)】

液体が蒸発するときは、周囲の熱を吸収します。液体1gが蒸発するときに吸収する熱量を蒸発熱、または気化熱といいます。

風で汗が出てその後冷える汗冷えは、これが原因です。

水の蒸発熱(気化熱)は他の液化の蒸発熱より大きいので冷たくなりやすく、消火活動によく使われます。消火については後述します。

【物理変化】

状態や形が変わること。融解、蒸発、凝固、凝縮などの三態の状態変化はすべて物理変化という。

三態の状態変化以外の物理変化に

  • 溶解・・・水に食塩を溶かした食塩水。液体に他の物質を溶かして均一になる。
  • 潮解・・・個体が空気中の水分を吸収して、湿ることで溶解すること。
  • 風解・・・水分を失って粉のようになること。                   

があります。

まとめ

個体⇒液体は溶解

液体⇒気体は蒸発

気体⇒液体は凝縮

液体⇒個体は凝固

個体⇔気体はどちらも昇華

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