第1章 物理
④圧力
重要ポイント
圧力をもとめる公式:圧力(N/㎡)or(Pa)=力の大きさ(N)÷面の面積(㎡)
力の伝わる方向:パスカルの原理
力
物理学で『力』とは、モノの運動の状態や形を変える働きいう。
力の単位は、
N(ニュートン)=重さ
1N=100g 物体を持った時に手にかかる力の大きさ。
圧力
単位面積当たりに働く力を『圧力』という。
単位は、
N/㎡(ニュートン毎平方メーートル)またはPa(パスカル)が用いられる。
1㎡に1Nの力を与える与える圧力が1Pa。
圧力(N/㎡)or(Pa)=力の大きさ(N)÷面の面積(㎡)
=重さ÷面の面積
一定の力でも当たる面積によって、面に加わる圧力は変わる。
たとえば、
重さ100gの物質で面積が1㎡と10㎡の場合
100g=1N
1(N)÷1(㎡)=1(N/㎡)
1(N)÷10(㎡)=0.1(N/㎡)
当たる面積が小さいと圧力は上がり、面積が大きいと圧力は下がる。
当たる面積が小さければ力は集まり、面積が広ければ力は集まらない。
大気圧
大気とは空気の層。大気が重力によって圧力を受けたのが大気圧。または気圧といいう。
単位はhPa(ヘクトパスカル) 1hPa=100㎩
海面と同じ高さの場所で約1013hPa。これを1気圧という。
1気圧=1013hPa=101300㎩
乙4試験では危険物の性状を理解する上で、大気圧(1気圧)が基準となる。
危険物の性状は、通常、常温(20℃)と常圧(1気圧)の条件下で考えらえる。
『パスカルの原理』
個体は圧力が加わった一定の方向にだけ力が伝わるが、気体と液体では、圧力を加える方向は一定でもあらゆる方向に同じ大きさの力が伝わる。
これを『パスカルの原理』という。
まとめ
『圧力』単位面積当たりに働く力の大きさ。
- 圧力(N/㎡)or(Pa)=力の大きさ(N)÷面の面積(㎡)
- 面積が小さければ圧力⇧、大きければ圧力⇩
『大気圧』
- 1気圧=1013hPa
- 危険物の性状は、通常、常温(20℃)と常圧(1気圧)の条件下で考えらえる。
『パスカルの原理』
- 個体は圧力がかかった方向にだけ力が伝わる。
- 気体と液体はあらゆる方向に同じ大きさの力が伝わる。
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