③密度と比重
📌 はじめに
「密度」と「比重」は、乙4試験で数字計算+用語理解の両方が問われる重要テーマです。
特に、
- 危険物が 水に浮くか沈むか
- 液体の 重さの比較
といった問題は頻出。
ここで確実に得点できるよう、図でイメージしながら理解していきましょう。

1. まずは「密度」って何?
密度とは?
➡ ある物質がどれだけ“ぎゅっと詰まっているか”を表すもの 。
👉 物質1 cm³(または1 m³)あたりの質量 のことです。
公式:
密度 = 質量 ÷ 体積
つまり、同じ体積でも重いものは密度が大きい、軽いものは密度が小さいということです。
単位
- g/cm³
- kg/m³
図解イメージ①(密度)
【同じ体積(1 cm³)】
┌───────┐ ┌───────┐
│ 鉄 │ │ 木 │
│ 重い │ │ 軽い │
└───────┘ └───────┘
→ 体積が同じでも
重さが違う → 密度が違う
👉 「ぎっしり詰まっているほど密度が大きい」 と覚えるとOK。
例題(試験によく出る)
- 質量:200 g
- 体積:100 cm³
密度 = 200 ÷ 100 = 2.0 g/cm³
2. 「比重」って何?
比重とは?
➡ その物質が“水と比べてどれくらい重いか・軽いか”を見る指標 です。
※ 水の密度は
👉 1.0 g/cm³(基準)
公式:
比重 = 物質の密度 ÷ 水の密度
📘 図解イメージ②(比重)
【同じ体積】
┌───────┐ ┌───────┐
│ 物質 │ │ 水 │
│ 150g │ │ 100g │
└───────┘ └───────┘
比重 = 150 ÷ 100 = 1.5
🔹 水に浮く?沈む?(超頻出)
判断基準はこれだけ👇
👉 水より重ければ 比重1より大(沈む)
👉 水より軽ければ 比重1より小(浮く)
例:
- ガソリン → 比重 約0.65〜0.75(水より軽い → 浮く)
- 氷 → 比重 約0.917(水より軽い → 浮く)
- 塩素酸カリウム → 比重 約2.3(水より重い → 沈む)
3. 気体の場合(蒸気比重)
気体については 蒸気比重 を使います。
これは 空気(基準:1)と比べてどれだけ重いかを見るもの です。
- 空気より重い → 下に溜まりやすい
- 空気より軽い → 上に広がりやすい
例:
- ガソリン蒸気 → 蒸気比重 約3〜4(空気より重い → 低い場所に溜まる)
4. どうして密度・比重が大事?
危険物(とくに第4類・引火性液体)を扱うときは:
✅ 液体が 水より軽いか重いか で
→ 消火方法が変わる
(水の上に浮く危険物は水で消すと広がるリスクあり)
➡ 「水より軽い液体は水で消すのが危険」 という判断につながります。
✅ 気体が 空気より重いか軽いか で
→ 火災や爆発の危険性が変わります。
5.乙4でよく出る例
- ガソリン:比重 約0.7 → 水に浮く
- 灯油:比重 約0.8 → 水に浮く
- 水銀:比重 約13.6 → 沈む
👉 第4類危険物は水より軽いものが多い
→ 消火方法とも関係する重要ポイント。
✍️ 6.まとめ(試験に出やすいポイント)
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 密度 | 物質の“詰まり具合” |
| 比重 | 水と比べた重さ(液体・固体) |
| 蒸気比重 | 空気と比べた重さ(気体) |
| 危険物取扱で重視する点 | “どこに溜まるか・どう消すべきか” の判断材料 |

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