第2章 化学
③化学と気体の法則
📌 はじめに
「化学と気体の法則」は、化学の基礎でありながら、乙種4類の化学問題でもよく出題される重要内容です。
ここで紹介する法則を押さえておけば、気体の体積や圧力・温度の関係がスムーズに理解できるようになります。

🎯 1.覚えておきたい基本の法則
🔹 質量保存の法則
化学反応(化学変化)では
👉 物質の種類や組み合わせが変わっても、
→ 質量の合計は変わらない
※ これは原子が増える・減ることなく並べ替わるだけだからです。
例:
C(12g) + O₂(32g) → CO₂(44g)
反応前後で質量は同じです。
📈 2.気体の法則(基本)
気体の状態は 温度・圧力・体積 で変化します。
これらの関係を示す代表的な法則は次の通りです👇
🟦 ボイルの法則
一定の温度のもとで、
👉 圧力と体積は逆比例する
圧力P×気体の体積V=k(kは定数)
例:
温度が20℃、圧力が2、体積が4だったら、2×4=8。
温度が20℃、圧力が4なら、体積は2になり、2×4=8。

- 圧力 ↑ → 体積 ↓
- 圧力 ↓ → 体積 ↑
(同じ量の気体が入った風船を押すと小さくなるイメージ)
🟥 シャルルの法則
一定の圧力のもとで、
👉 体積は絶対温度(K)に比例する
温度を絶対温度(セ氏温度+273度)で表すと、気体の体積(V)は絶対温度(T)に比例する。
圧力が一定のとき、気体の体積(V)は温度が1℃上昇ごとに、0℃のときの体積の1/273ずつ上昇する。

- 温度 ↑ → 体積 ↑
- 温度 ↓ → 体積 ↓
(温かい空気は膨らむ・冷たいと縮む)
※ 温度は**ケルビン(K)**で扱う
(℃ + 273 = K)。
⭕️ ボイル・シャルルの法則(合わせ技)
両方を合わせると:
ボイルの法則とシャルルの法則を併せて考えると、一定の気体の体積(V)は、圧力(P)に反比例し、絶対温度(T)に比例する。これをボイル・シャルルの法則という。

つまり、
👉 温度が上がると 体積は大きくなり、
👉 圧力が上がると 体積は小さくなる
ということです。
あらゆる温度、圧力で、ボイルの法則やシャルルの法則に従うと仮定した気体を理想気体という。
📊 3.アボガドロの法則(気体の分子数)
同じ条件(T・P)のもとで、同じ体積の気体は
👉 どんな気体でも 同じ数の分子を含む
この法則は、体積と物質量(mol)の関係を理解するときに便利です。
たとえば、標準状態では 1 mol 気体は 22.4 L(覚え方だけでも押さえておきましょう)
4.まとめ
- 質量保存の法則・・・物質が化学変化しても別の物質になっても質量は変わらない
- ボイルの法則・・・温度が一定のとき、気体の体積は圧力に反比例する
- シャルルの法則・・・圧力が一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例する
- ボイル・シャルルの法則・・・一定量の気体の体積は、圧力に反比例し絶対温度に比例する
- アボガドロの法則・・・全ての気体は、同一温度、同一圧力に下で、同一体積に同じ数の分子が含まれる。

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