①危険物の分類
📌 はじめに
危険物乙種第4類の学習では、危険物そのものの性質をしっかり理解することが合格のカギです。
なぜなら、物質ごとの性質が分かれば、火災予防・消火方法・安全管理まで一連の流れで理解できるようになるからです。
まずは、危険物がどのようなグループ(類)に分けられているのかを押さえましょう。これは試験でも基礎となる重要分野です。

🔥 1. 危険物とは?
消防法における「危険物」とは、
👉 火災が発生しやすく、消火が困難な性質を持つ物質の総称です。
危険物は化学的性質や火災に関連する性状によって、第1類〜第6類までの6グループに分けられています。
(※危険物は個体・液体のみで、気体は含まれません)
🔹 2. 危険物の類別一覧(6類)
🧪 第1類:酸化性個体
- 性質:自身は燃えないが、他の物質を強く酸化させる
- 火災リスク:可燃物と混ざると熱・衝撃・摩擦で激しく燃焼や爆発を起こす
- 例:塩素酸塩類・過マンガン酸塩類など
🔥 第2類:可燃性個体
- 性質:火炎で着火しやすく、比較的低温で燃焼
- 火災リスク:燃焼しやすく、消火が困難
- 例:硫黄・赤リン・マグネシウムなど
🔥 第3類:自然発火性物質・禁水性物質
- 性質①:空気中で自然に発火
- 性質②:水と反応して発火または可燃性ガスを発生
- 例:黄リン・アルカリ金属・アルキルアルミニウムなど
🔥 第4類:引火性液体(※乙4 試験の対象)
- 性質:液体だが蒸気が引火性を持つ
- 例:ガソリン・灯油・軽油・アルコール類など
👉 ここが 乙種第4類試験の本丸。「引火性液体」の性質と扱い方を深く学習します。
🧨 第5類:自己反応性物質
- 性質:分解や加熱で大量の熱を発生、場合によっては爆発的に反応進行
- 例:有機過酸化物・アゾ化合物など
🧪 第6類:酸化性液体
- 性質:自身は燃えないが、他の物質(可燃物)の燃焼を促進
- 例:過酸化水素・硝酸など
📊 3. 性質と危険性のポイント
| 類別 | どんな性質? | 火災との関係 |
|---|---|---|
| 1類 | 酸化作用あり | 可燃物との反応で激しく燃える |
| 2類 | 燃えやすい固体 | 火源で一気に燃焼 |
| 3類 | 自然発火・禁水性 | 空気や水と反応して発火 |
| 4類 | 引火性液体 | 蒸気が引火して火災 |
| 5類 | 自ら熱発生 | 熱で分解・爆発 |
| 6類 | 酸化促進する液体 | 火災を助長する |
※危険物は 固体と液体のみ(気体は分類に含まれません)
🧠 4. 受験者向け暗記ワード
- 第1類:酸化性個体(酸素を供給して燃えやすくする)
- 第2類:可燃性固体(着火しやすい)
- 第3類:自然発火性/禁水性(空気・水で危険)
- 第4類:引火性液体(蒸気が主役)
- 第5類:自己反応性(熱・爆発)
- 第6類:酸化性液体(燃焼を助ける)
👉 特に第4類は 火災の中心テーマ です!
📌 “判断フロー”で覚える
1️⃣ まず「危険物って何?」
👉 消防法で定められた
危険物(固体・液体のみ)
で、危険性・性質により 第1類〜第6類 に分類される。
2️⃣ まず大きく性質で覚える
| 類別 | 主な性質 |
|---|---|
| 第1類 | 酸化性固体(他を燃やす助ける) |
| 第2類 | 可燃性固体(燃えやすい) |
| 第3類 | 自然発火性・禁水性物質 |
| 第4類 | 引火性液体(乙4の中心) |
| 第5類 | 自己反応性物質 |
| 第6類 | 酸化性液体 |
※ この分類は性質(引火性・酸化性など)基準。危険性の強さで分けられているわけではない。
3️⃣ よく聞かれる性質チェック
👉 クイズ形式で問われることが多いポイント:
- 第1類 → 酸化性(酸素を供給、燃焼を激しくする)
- 第2類 → 可燃性固体(固体で着火しやすい)
- 第3類 → 自然発火性 or 禁水性(空気中・水接触で危険)
- 第4類 → 引火性液体(ガソリン・灯油など)
- 第5類 → 自己反応性で発火・爆発のリスク
- 第6類 → 酸化性液体(他を酸化)
4️⃣ 指定数量と危険性の感覚
👉 危険物は 指定数量(基準量)が小さいほど危険性が高い と理解する。
※これは分類そのもの、ではなく危険性の指標。
5️⃣過去問対応・一発判断フロー
問題文 → 指定物質 → 性質を見る
↓
1) 固体 or 液体?
2) 性質は?
3) 該当する類はどれ?
例)
・ガソリン → 引火性液体 → 第4類
・硫黄 → 可燃性固体 → 第2類
・硝酸カリウム → 酸化性固体 → 第1類
❌ “運営者が間違えた思考パターン”3選
私(運営者)の失敗例を紹介します。
🚫 NG①:「数字が大きい=危険」
第6類が一番危ない
第1類は弱そう
…という思い込み。
でも危険物の「類」は
👉 危険の強さ順ではない
分類は
✔ 性質で分けているだけ
本番では
「どんな性質か?」を見ないと落ちます。
🚫 NG②:「固体=第2類だろう」
固体と聞くと
→ 可燃性固体(第2類)を選ぶ
でも実際は
・酸化性固体 → 第1類
・可燃性固体 → 第2類
固体でも性質が違えば類が違う。
🧠 まず“酸化性か可燃性か”を見る。
🚫 NG③:「乙4=第4類しか出ない」
中心は第4類(引火性液体)。
でも試験では
「第○類の性質はどれか?」
と全類から出題される。
第3類(禁水性)
第5類(自己反応性)
ここで落とす人は多い。
📝 5. まとめ
- 🔥 危険物の性質 は「どんな状態で火災や事故につながるか」を示す基本の概念。
- 📌 消防法では危険物を 化学的・物理的性質によって大きく6つの区分 に分けている(例:引火性液体、酸化性物質、可燃性固体など)。
- 🛢️ 乙種4類は 「引火性の液体」 を扱う区分で、蒸気が空気と混ざると火災の危険が高い性質を持つ。
- ⚠️ 性質を理解することで、火災予防や消火方法の選び方 も正しく判断できるようになるよ。
💬 初学者と運営者のミニ対話
初学者
「危険物の性質」ってどういうこと?危ない物って言うだけじゃないの?😅
運営者
うん、ただ「危ない」だけじゃなくて、どう危ないか(どう反応しやすいか・燃えやすいか・どんな性質があるか)を理解すること が大事なんだ。
乙種4類では、性質や分類を押さえることが最初のポイント だよ。
初学者
危険物ってどう分けるの?液体?気体?種類がたくさんありそう…😮
運営者
消防法では、危険物は化学的な性質の違いで「6つの大きな区分」に分けられているんだ。
たとえば、
引火性の液体(第4類)
酸化性物質
可燃性固体・自然発火性物質 など
性質によって分かれるよ。
初学者
第4類って聞いたことある!それって性質があるの?🤔
運営者
そう!
乙種4類は “引火性の液体” の性質を持つ危険物のことだよ。
つまり、蒸気が空気と混ざると火がつきやすい性質 があるんだ。
初学者
それ以外にも性質ってあるの?😯
運営者
あるよ!
他には
酸化性物質:酸化反応を促進して火災を激しくする
自然発火性/水と反応して可燃性ガスが出る物質
可燃性固体 など、状態や反応の仕方で性質が分かれてるよ。
初学者
結局、大事なのって何を覚えればいいの?😅
運営者
「その物質がどんな性質(火と関わる性質)を持っているか」を覚えること!
例えば
引火性が低い=火がつきにくい
引火性が高い=火がつきやすい
水と反応すると危険 みたいな性質があるかどうか、って点だよ

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