⑤第1石油類
📌はじめに
「第1石油類」 は、引火性が非常に高くて扱いに注意が必要な危険物 として、基礎力を固めるうえで最初に覚えたい分類です
具体的には ガソリンやベンゼン、酢酸エチルなど が該当し、常温でも蒸気が出てすぐに引火するリスクがあるため、試験でもよく出題されます。以下で「どんな性質なのか」「危険なポイント」「取り扱いの基本」までしっかり押さえていきましょう。

🔎 1. 第1石油類ってどんなもの?
第1石油類 とは、消防法で定められた危険物のひとつで、1気圧において「引火点が21℃未満」の液体 を指します。簡単に言うと、常温でも火がつきやすい液体 です。
👉 つまり、「日常の気温(20℃前後)でも引火しやすいもの」と覚えるとわかりやすいです。
💥 2. 主な物質と性質
第1石油類に含まれる代表的な物質には次のようなものがあります:
| 物質 | 区分 | 性質の特徴 |
|---|---|---|
| ガソリン | 非水溶性 | 引火点が非常に低く(約−40℃以下)、常温でも引火しやすい |
| ベンゼン | 非水溶性 | 揮発性が高い液体 |
| 酢酸エチル | 非水溶性 | 有機溶剤 |
| アセトン | 水溶性 | 水にもある程度溶ける |
| ピリジン | 水溶性 | 有機溶剤で引火点がやや高め |
| ※ 非水溶性は水に溶けず、水面に広がりやすい性質もある。 |
⚠️ 3. なぜ危険なの?性質のポイント
🔥 引火しやすい
第1石油類は引火点が低いため、火花・静電気・タバコの火などで簡単に引火しやすいです。
静電気などの火種でも着火するリスクがある点は試験でも覚えておきたいところです。
🌫 蒸気は重く低所に溜まりやすい
これらの蒸気は空気より比重が重く、低い場所に溜まりやすいので、一度発生すると 気づかないうちに危険域が広がります。
📦 4. 指定数量と危険度
第1石油類は 指定数量(危険物を扱える量の基準) が
- 非水溶性:200ℓ
- 水溶性:400ℓ
と定められており、非水溶性の方が指定数量が低く、危険性が高い と判断されています。
これは消防法で 危険性の高いものほど少量で規制がかかる という仕組みになっているためです。
🛡 5. 取り扱いと消火の基本
🔧 保管と取り扱い
- 密閉容器で保管
- 換気を十分に行う
- 静電気対策をする
第1石油類の蒸気は引火点が低いため、静電気や火気を絶対に発生させないこと が基本です。
🧯 消火方法
水による消火は液体を広げてしまうおそれがあるため、基本的には
- 泡消火剤
- 二酸化炭素消火器
- 粉末消火器
などの 窒息消火 が使われます。
🧠 6. まとめ(試験対策ポイント)
✅ 第1石油類 = 引火点21℃未満の引火性液体
✅ 非水溶性の方が危険性高・指定数量が低い
✅ 静電気対策と換気が安全対策の基本
✅ 消火は窒息消火が中心
第1石油類は乙4の中でも基本中の基本です。性質と取り扱いをしっかり理解しておくと、性質・消火・法令の問題で得点しやすくなります!

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