第5章 危険物の性質
類ごとの総括的性質
重要ポイント
相手を酸化させる物質(酸化性)、自身が燃えやすい物質(還元性)、自分自身が燃える物質がある。
第4類危険物とそれ以外の危険物の性質
類別 | 性質 | 性状 | 性質の概要 |
第1類 | 酸化性個体 | 個体 | そのもの自体は燃焼しないが、他の物質を強く酸化させる性質を有する個体であり、可燃物と混合したとき、熱、衝撃、摩擦によって分解し、極めて激しい燃焼を起こさせる。 |
第2類 | 可燃性個体 | 個体 | 火炎によって着火しやすい個体又は比較的低温(40℃未満)で引火しやすい個体であり、燃焼が速く消火することが困難。 |
第3類 | 自然発火性物質及び禁水性物質 | 液体又は個体 | 空気にさらされることにより自然発火し、又は水と接触して発火し若しくは可燃性ガスを発生する。 |
第4類 | 引火性液体 | 液体 | 液体で引火性を有する。 |
第5類 | 自己反応性物質 | 液体又は個体 | 個体または液体で、加熱分解などにより、比較的低い温度で多量の熱を発生し、又は爆発的に反応が進行する。 |
第6類 | 酸化性液体 | 液体 | そのもの自体は燃焼しない液体であるが、混在する他の可燃物の燃焼を促進する性質を有する。 |
まとめ
第1類(酸化性個体)、第6類(酸化性液体)は自身は燃焼しないが、他の物質を酸化させるため、他の物質との保管はNG。
第2類(可燃性個体)は自身が酸化されやすく燃えやすい。
第3類、第5類は自身が燃える危険がある。
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