乙4ブログ 第5章 危険物の性質 ⑤第1石油類

第5章 危険物の性質

⑤第1石油類

重要ポイント

  • 非水溶性は静電気が発生しやすい(不導体)
  • 引火点が低いため危険性が高い
第1石油類の性質

危険物の『第1石油類』とは、消防法で定められた危険物の一種で、1気圧において引火点が21℃未満の引火性液体のこと。

具体的にはガソリンやアセトンなどが該当。

引火点:

引火点が非常に低く、わずかな火花で引火の危険がある。

指定数量:

非水溶性(指定数量200ℓ)と水溶性(指定数量400ℓ)があり、それぞれ指定数量が異なる。非水溶性の方が危険性が高い(静電気が発生しやすい)。

主な物品:

  • 非水溶性:ガソリン、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン
  • 水溶性:アセトン、ピリジン
ガソリン酢酸エチルアセトンピリジンベンゼントルエン
水溶性非水溶性非水溶性水溶性水溶性非水溶性非水溶性
オレンジ(区別するために着色してる)無色
蒸気比重1より大きい
引火点(℃)-40以下ー4ー2020ー11.1
発火点(℃)約300426465482498480
沸点40~2207756115.580111
燃焼範囲1.4~7.6 2.0~11.5 2.5~12.8 1.8~12.41.2~7.81.1~7.1
有機溶剤等溶ける
蒸気毒性なしなしなしありあり(強)あり(弱)
臭気臭気芳香特異臭悪臭芳香芳香
保管密栓して冷暗所密栓して冷暗所密栓して冷暗所密栓して冷暗所密栓して冷暗所。冬に固化しても引火の危険あり。密栓して冷暗所
予防換気。静電気をためない。換気。静電気をためない。換気。換気。換気。静電気をためない。換気。静電気をためない。
消火窒息(泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)窒息(耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)窒息(耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)。水噴射。窒息(耐アルコール泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)。水噴射。窒息(泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)窒息(泡、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物)

まとめ

  • 第1石油類とは1気圧において引火点が21℃未満の引火性液体
  • 非水溶性(指定数量200ℓ)
  • 水溶性(指定数量400ℓ)

ガソリン

  • 非水溶性(指定数量200ℓ)。
  • 静電気対策が必要。
  • 引火点-40℃、発火点約300℃、燃焼範囲1.4~7.6
  • 区別するためにオレンジ色に着色
  • 消火方法は窒息

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