乙4ブログ 第6章 法令 ③危険物取扱者制度

③危険物取扱者制度

📌はじめに

乙種4類の試験では、「危険物の性質」だけでなく
誰が・どんな条件で・どこまで危険物を扱えるのかという
**危険物取扱者制度(法令分野)**が必ず出題されます。

  • 甲・乙・丙種の違い
  • 立ち会いができる・できない
  • 保安講習の受講時期
  • 保安監督者などの役職の違い

といった 暗記量が多く、混乱しやすい分野 です。

この記事では、試験に出るポイントに絞って
危険物取扱者制度をわかりやすく整理していきます。


⭐ 1. 重要ポイント(最初にここだけ確認)

  • 免状の種類で「できること・できないこと」が決まる
  • 丙種は 立ち会いができない
  • 危険物を扱う人は 原則、保安講習が必要
  • 保安監督者・保安統括管理者は 役割と要件が違う

🔥 2. 危険物取扱者とは

危険物取扱者とは、
👉 消防法で定められた危険物を取り扱うために
👉 都道府県知事から免状の交付を受けた人 のことです。

製造所・貯蔵所・取扱所では、

  • 危険物取扱者本人が作業する
  • または 甲種・乙種取扱者が立ち会った上で 無資格者が作業する

というルールがあります。
丙種は立ち会い不可 なので要注意です。


🧪 3. 危険物取扱者の種類と特徴

● 甲種

  • 第1類〜第6類 すべての危険物を取り扱える
  • 立ち会い:できる
  • 保安監督者:なれる

● 乙種

  • 取得した類のみ取り扱い可能
  • 立ち会い:取得した類のみ可能
  • 保安監督者:なれる

● 丙種

  • 第4類のうち ガソリン・灯油・軽油など一部のみ
  • 立ち会い:❌できない
  • 保安監督者:❌なれない

📊 取扱い・立ち会い比較表

種類取扱い立ち会い
甲種第1〜6類すべてすべて可
乙種取得した類取得した類のみ
丙種第4類の一部不可

👉 **丙種は「自分でやるだけ」**と覚えると試験で迷いません。


📄 4. 危険物取扱者の免状について

免状は、危険物取扱者試験に合格後、申請することで交付されます。

免状のポイント

  • タンクローリーでの移送時は 携帯義務あり
  • 有効期限あり → 10年ごとに写真の書き換え
  • 氏名・本籍地の都道府県が変わった場合は 速やかに書き換え

📝 5. 免状の主な手続き

手続き申請先
交付受験した都道府県知事
書き換え交付・居住地・勤務地いずれかの都道府県知事
再交付免状交付(または書き換え)都道府県知事
失効後発見再交付を受けた都道府県知事へ10日以内提出

⚠️ 6. 免状の返納命令

返納命令とは

消防法や命令に違反した場合、
👉 免状を交付した都道府県知事が返納を命令できます。

返納命令後の注意

  • 命令を受けたら 速やかに返納
  • 従わない場合は 罰則あり

再交付できないケース

  • 返納命令から 1年未満
  • 消防法違反で罰金以上の刑 → 刑の終了から2年未満

🎓 7. 保安講習の受講期間

対象者

👉 実際に危険物取扱作業に従事している人
(甲・乙・丙すべて)

受講が不要な人

  • 資格はあるが作業していない
  • 無資格で立ち会い作業をしている人

▶ 継続して従事している場合

継続して危険物取扱作業に従事している場合:

  • 定期的に保安講習を受講

▶ 新たに従事する場合

危険物取扱作業に従事していなかった者が、新たに従事する場合:

① 免状交付・前回講習から2年以上経過

  • → 従事開始から 1年以内に受講

② 免状交付・前回講習から2年以内

  • → 免状の交付又は前回の受講日以降にあける
    最初の4月1日から 3年以内に受講

🏭 8. 危険物取扱者の役職

● 危険物施設保安員

  • 保安監督者の補佐
  • 定期点検・保安管理
  • 資格:不要(あると望ましい)
  • 届出:不要

● 危険物保安監督者

  • 危険物取扱作業の 保安監督
  • 資格:甲種・乙種
  • 実務経験:6か月以上
  • 選任・解任:市町村長へ届出必要
  • 指定数量に関係なく 常に選任が必要な施設あり

● 危険物保安統括管理者

  • 大量の第4類を扱う事業所全体の統括責任者
  • 資格:不要
  • 選任者:社長・工場長など管理権限者
  • 選任・解任:市町村長へ届出必要

※ タンクローリー(移動タンク貯蔵所)は
運転手が1人で作業するため 保安監督者は不要


✅ 9. まとめ(試験直前チェック)

危険物取扱者の種類

種類取扱い立ち会い保安監督者
甲種全類
乙種取得類
丙種第4類一部不可不可
  • 無資格者は 甲・乙の立ち会いがあれば作業可能
  • 危険物取扱作業に従事している人は 保安講習必須
  • 役職ごとの「資格・届出・必要な施設」を区別して覚える

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